借金返済は家族に隠さない事

家族

40代サラリーマンのある男性は、どこからどう見てもまじめという言葉が似合う人でしたが、実はひそかにギャンブルにはまってしまいました。 ギャンブルというのは、しない人には理解できないことなのですが、やればやるほど楽しくて興奮し、途中でやめることができないのです。

気が付けば借金までするようになっていました。 しかもその借金は、給料の中から返済できるような額ではありません。 どうやって借金返済しようかと思っていると、ついつい良くない方法も思いついてしまいます。 そんな時はどうすればいいのでしょうか。

もっとも大切なのは、借金があることをまず家族に打ち明けることです。 家族に打ち明けるのは勇気がいることかもしれません。 借金返済が原因で見放されたらどうしようと心配することでしょう。 また、馬鹿にされることも避けられません。

借金返済しているとなれば、自分の面子は丸つぶれです。 子供には知られたくありません。 いろいろ考えると、やはり自分ひとりでなんとか工面して返したほうがいいのではないかと思うかもしれません。 額にもよりますが、ギャンブルをしてできた多額の借金の場合、家族に打ち明けるのが最善の方法です。

自分が道楽でしたことですから、この際恥ずかしいとか体裁が悪いなどと言っている場合ではありません。 恥ずかしい思いは自分がしたことの授業料だと思うしかありません。 もう二度とこんな思いはしたくないと心に銘記するなら、借金で同じ間違いをせずに済むかもしれません。 最初に述べた男性は、勇気を振り絞って借金返済していることを家族に打ち明けました。

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告白をした結果、家族の協力を得ることができた

同居していた奥さんの両親にも告白したのです。 借金返済のことを言った結果、どうなったでしょうか。 離婚を覚悟していました。 ところが家族の反応は思ってもいないものでした。

奥さんのお父さんは男性を叱りつけるどころか、これから一緒に家族みんなで借金の返済をしていこうと言ってくれたのです。 ほっと胸をなで下ろし、それとともに二度とこんなことで家族に迷惑をかけないようにしようと思ったに違いありません。 これは借金返済の告白で理想的なケースかもしれません。

でも、家族に借金を打ち明けることにより、こうした助けを得ることができたのです。 勇気のいることですが、正直に話すことにより、味方になってくれるに違いありません。 借金返済を隠し続けていて、それがばれるなら信頼を失うかもしれませんが、正直に話すことにより思ってもない心強い応援を得ることができるのです。 家族というのは、そういう時こそ助け合いが必要なのではないでしょうか。 [追記]

子供の進学のため借金したが返済に苦労した話

うちの子供は小さな時から動物が好きで、獣医さんになりたいと言っていました。 勉強に対する意識も高く、出来の良い子だったため、私たち両親もなれたらいいねと軽い気持ちで答えていました。

大きくなったら気持ちも変わるかなと思っていたんです。 しかし、子供というのは案外そのまま成長するもので、高校受験の時には県内で一番偏差値の高い学校を目指し、高校一年の時から獣医学部を目指しているから、と報告を受けました。

なんとか塾に通わせてあげるお金はありましたが、大学となればまた別です。 獣医学部は理系大学の中でもお金のかかる方だし、日本には元々少ない学部なので、一人暮らししなければ通える範囲に大学がありません。

これまでは、子供のやりたいがままに勉強をさせてきましたが、ここでお金がないから駄目だというのも可哀想で、私たち夫婦はなんとか借金をしてでもお金を作ろうと考えました。 私は周りからお金を借りたりして利子のない借金返済をしたいと思っていましたが、これには旦那さんが猛反対でした。 お金の切れ目が縁の切れ目になることは多いから周りからの借金はやめた方がいいと言うので、結局は銀行から借金をしてお金を借りることにしました。

一度借りたあと、まだ足りないとなるのが嫌で気持ち多めに借金をしましたが、それでもギリギリか少し足りないくらいお金がかかりました。 借金返済は、子供が大学に行くようになってから私が仕事を増やして返そうと思っていました。 ですが、私もいい歳なので体調を崩したり、不景気で仕事の早上がりが多かったりと思うようにお金は増えず借金返済は捗りませんでした。

また、ちょうど家の老朽化も進み始め、家の修繕費にもお金を取られることになりました。 結局見かねた私の実母が、いくらかお金を援助してくれて、なんとか借金を返済することが出来ました。 一度借金の返済を経験してわかったことは、返せない額なら借金はしない方がいいということです。

多額の借金でも頑張って返済すればいいと思った矢先、体調を崩す等未来の保証はないなと思いました。 [追記]

長期の返済は思った以上に困難

結婚を機に一部借金をして、マンションを購入しました。 嫁には、「結婚したら絶対にマイホームが欲しい。」と言われての購入でした。 当時、若かった私は多額のローンを組んだことがなく、全てが初めての借金体験でした。

ローンを組む際に必要な多数の借金のための書類に時間をかけて目を通す暇もなく、署名と捺印を求められました。 これから始まる長い年月の借金地獄への道へ入る書類の数々でした。 それから、数千万円の借金を返済していく生活が始まりました。

ローンを組んで借金をした時は、景気も悪くなく仕事も順調だったので、割と苦もなく家賃を払うような感じで返済をしていました。 ただ、借金返済にはボーナス払いというのがありましたので、その月は、毎月のローンの支払いに上乗せする形でしたので大変でした。

月日が経つにつれ、子供たちも大きくなっていき、借金返済の費用だけでなく教育費など、いろいろと費用がかかってきました。 景気の雲行きもあやしくなりだし、勤め先の会社ではボーナスカットなどの経費削減が行われました。 ボーナスがなくなると、毎月ぎりぎりの生活をしていた我が家は借金返済に苦心することとなりたちまち火の車です。 数十万円のボーナス払い予定の借金返済が滞りました。

その時は子供もまだ小さかったため、妻も働いておらず、本当に返済に困りました。 何度か実家に頼み込んで、借金返済のボーナス支払いをやっとの思いで終えました。

ところが、今度はリストラが行われ、失業してしまいました。 それでも、月々のローンの借金返済は、待ってくれません。

必死で仕事を探しても、景気も悪かったので、そう簡単には見つかりませんでした。 そんな体験から言えることは、人生がこの先ずっと順調に行くとは限らないので、そんな時は、助けてくれる人がいるか、貯金があるか、支払いが可能かどうかも検討してから、借金をするべきだと思います。 [追記]

豪遊で貯蓄ゼロのため借金

これまで特に派手な遊びもせず、借金返済とは無縁の趣味は貯金という生活を続けていました。

20代のうちには貯蓄も300万円ほど貯まり、通帳を見るたびニンマリとしました。 でもそんな借金の返済と縁のない私の生活が音を立てて崩れ始めたのは、クラブに初めて訪れた時からでした。

いつも付き合いの悪い私を半ば強引に友人が誘ってくれたのが、クラブでした。 最初はあまり乗り気ではなかったのですが、体験してみるとなんて楽しい世界なの?と衝撃を受けました。

お気に入りのホストを見つけ、彼にハマり過ぎてお金をつぎ込むことになりました。 それからというものの、お金はあっという間に無くなっていきました。

あれほど長い時間かけて貯めた300万円の貯金も、無くなるまでそれほど時間はかかりません。 ほんの2・3ヶ月で貯金は無くなり、次はキャッシングやカードローンの借金に手を出すように…。

クレジットカードもホストの彼へのプレゼントを購入するために、限度額一杯に使ってしまっていました。 この状態になると既に借金返済も回らなくなってきます。

最初の羽振りがよかった時には優しかった彼も、あまり店に行けなくなったりお金をつぎ込めなくなったりすると、冷たくなってしまいました。 そこでようやく目が覚め、クラブ通いは絶って以前の地味な生活に戻っています。

借金の返済をしながら、なんで最初の段階ですぐに気付かなかったんだろうといつも後悔するばかりです。 でも人によっては遊ぶお金惜しさに夜の世界に飛び込んだりするようなので、まだ何とか返済できる額の借金だけだったので良かったのかもしれませんね。 [追記]

卒業旅行の旅費の返済

僕の実家は、どちらかというと貧乏だったため、東京での大学生時代は奨学金による借金とアルバイトで学費と生活費を賄っていました。

本来なら学生は学業に専念をすべきだと思うのですが、経済的な理由で大学で講義を受けた後、ほぼ毎日アルバイトをしていました。 入学したての頃は、バイトに不慣れで講義中につい仕事疲れで眠ってしまいそうになったことがありましたが、その生活も徐々に体が慣れてきてバイトが辛いという事は無くなりました。

4回生の時に、就職先が決まった人で卒業旅行をしようという話が出てきました。 自分はアルバイトがあるので卒業旅行は関係ない話だと感じていましたが、友達に一緒に行こうと誘われて自分の心がぐらつきました。

卒業旅行は一生に1度しかないし、みんな就職をすると仲の良かった友達と全員揃って旅行に行くのは無理になるので、思い切って自分も借金をしてでも卒業旅行に行くことにしました。

バイト先には、シフト調整をして貰い、10日間ほど仕事を休ませてもらいました。 また、旅費ですが借金で賄いました。 金欠の苦学生だったのですが、継続的にバイトをしているという事で消費者金融でキャッシングによる借金をすることが出来ました。

18万円ほど借金で借入れをして旅費や旅支度の備品の購入に充てました。 旅先はアメリカの西海岸です。

借金で借りたお金なので、出来るだけ無駄にしない様に格安航空券を購入しました。 また泊まるホテルは宿泊費の安い所をチョイスして泊まる様にしました。 旅の期間中は、借金返済の事もすっかりと忘れて観光を楽しむことができました。

借金返済は、アルバイトで稼いだお金だけでは足りないので、就職後もしばらくはその返済を続けました。 新入社員に借金があったと知ったら会社の上司はきっと驚くと思うけど、お金の返済は良い社会勉強になったと感じています。

借金返済で利息を支払う時は、資本主義は貧乏人はさらに貧乏になるシステムだと実感することができました。 [追記]

個人事業・経理の使いこみがきっかけの資金難

個人事業主としてこじんまりとした事務所を経営していました。 信頼している人に経理を任せていたのですが、なんと使いこみが発覚しました! 気付いたときには行方をくらましていました。

他スタッフへの給与、リース代。早く入金しなくては不渡りを出してしまうかもしれません。 困り果てていたのですが、即日融資をしてくれるという商工ローンを利用しました。 非常に切羽詰まっていたので利用したのですが、借金返済時の金利が高いです。 借金の返済を続けるにも負担が大き過ぎると思い、銀行へおまとめローンが利用できないか相談しました。 しかし、銀行は借金の審査が厳しく、結局利用することができなかったのです。

私が手を出してしまった商工ローンは、かなりガラの悪い街金のようです。 借りるときはとても愛想がよかったのですが、支払い日を遅らせて欲しいと返済の相談をすると態度を一変させました。 少しでも借金返済が遅れてしまうと、まるでドラマのような取立てが始まります。 入金せずにいると怖い人が事務所まで押し掛けてしまうため、事務所のスタッフも何人か辞めてしまいました。

「明らかにこれはルール違反では?」と思う借金返済の取立てもありました。 事務所だけではなく家にまで押し掛けられたこともあります。 しかし、警察に相談しても何も変わりありませんでした。

私はほとほと困り果てて、思い切って弁護士に借金返済の相談をしました。 それから民事再生をし、何とか生活を立て直しつつあります。 商工ローンの取立てや債務整理は弁護士でもなかなか相談に乗ってくれないこともありますが、今回はその分野を得意とする弁護士に巡り会えましたのでよかったです。 [追記]

生活苦で借金が膨らみ自己破産へ

借金の理由は主に生活費でギャンブルもやりませんしお酒もタバコもやりません。 夫婦と子供1人の3人家族で特に贅沢をしているつもりはありませんが、夫婦とも体力が無く安い給料の契約社員でしか働けませんでした。 契約社員だろうがバイトだろうが月々の安定した収入があればキャッシング申込みができます。 私たち夫婦もお金が足りなくなればすぐにキャッシングを利用していました。

給料をもらったらすぐに借金返済へほとんどが消えてしまうような生活です。 他の家族は裕福そうに見え、「いったいどうして自分たちだけがこんなに貧しいの?」と不思議でした。 いけないのは安月給のせい、そう思ってたんですが、元をただせば借り癖がついてしまったのが原因だったように思えます。 お金がないといいつつ外食や店屋物を取ることも多く、食費が結構かさみました。 あるいは堪え性が無くて転職も多く、月の半分は仕事をせず収入が激減したこともあります。

そのような小さな積み重ねで借金は徐々に増えていき、とうとう夫婦2人の収入を併せても借金返済ができなくなりました。 いったいどうすればいいのか分らなかったのですが、隣町に住んでいる姉に相談したところ借金の返済を諦めて自己破産を強く勧められました。 言われた通り弁護士事務所で自己破産の相談をし、無事に借金の免責が下りて生活はかなり楽になりました。

しかし、姉からは「心を入れ替えないと結局また同じ借金返済生活が待っているよ」と釘を刺されています。 これから子供の教育費もかかるようになるので、姉の言葉を忘れないようにしなければならないと思っています。 [追記]

カフェ経営がうまくいかず生活費に手を付けた結果

夫38歳、私が33歳、娘が4歳のときに夫はサラリーマン生活を辞め、カフェ経営に乗り出しました。 妻である私もカフェ経営に協力することにしました。 スタートする前は夢でいっぱいだったのですが、やはり素人が付け焼刃で始めたものですから上手くいきません。 なかなか利益も上がらず、店を出す前にした借金の返済に苦労する日々でした。 ついにはお店の経営のために生活費に手を出すようになりました。

家族は貧しい生活を強いられているのにカフェではこだわりの食材で食事を提供していました。 そんなおかしな生活はありません。 私達夫婦は毎日のようにお金のことでケンカをするようになりました。 このままではどうにもならないと思ったので、まずは私が契約社員として外で働くことにしました。 でもその給料も利益の上がらないカフェ経営のために使われてしまうと思うと、空しくなってきました。

どうにか夫にカフェを辞めて借金返済のために就職してもらいたかったのですが、聞き入れてもらえません。 ついに私は離婚を決意し、娘を連れて家を出ることにしました。 本来であれば財産分与や慰謝料という話になるのでしょうが、そんな話し合いは一切せず紙1枚のみでの離婚でした。

安アパートでの暮らしでは贅沢する余裕はなかったものの、離婚前に比べるととても楽しいです。 離婚から数ヶ月経って、ついに夫はカフェを辞める決意をしたようです。 借金返済の問題は債務整理をして、その後に就職して再スタートするとのことです。 借金返済の問題はなくなったので復縁を求められており、娘もいることなので前向きに考えています。 [追記]